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かい‐し【開始】
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[名](スル)始めること。また、始まること。「交渉を―する」「試合―」終了。


[ 大辞泉 ]

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こんにちは、あたしは月詠。よろしくお願いしますね。

さてさて、宿題はちゃんとやってきましたか?
答えは最初に載せました。各自自分のとくらべて見てください。
自分の考えまでしっかり書いていたらあなたはきっと大成することができるかもしれません。


さぁさぁ始まりましたThema Is A Title、今回の表題は

「開始」


主人公はある女の子。
彼女は待っているのです。

何を?

そんなの決まってるでしょう。
あなた、考えるということを忘れてますよ?
分からないことがあれば、まず考える。
そしてそれでも分からなければ訊く。
そんなことは常識でしょう。
まず、己に出来ることをこなしなさい。


それではまず、始めてしまうのが一番でしょう。

「開始」ご覧あそばせ。


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私は陸上部だ。

砂埃と共に風が舞うグラウンド。
運動系部活の叫び声。
彼らの動きと共に飛び散る汗。
そんな世界に私はいた。

私の分野は「短距離走」100m、200mとか。

短い時間を、長く感じ、そして、最高の数秒を感じたい。

そんな思いだけで選んだ競技。
そのときはきっと私みたいなのが鉄砲玉になるんだろうと思っていた。

走るのは昔から得意だった。
小学校のころはもちろんリレーのアンカーもやった。
順位も一位だ。

中学のころは、陸上部に入部した。
そしてただひたすらに走った。
県大会でも優勝した。


いつものことだった。

「優勝おめでとうございます!」
そんな言葉はむしろ聞き飽きた。
私は満足しているのだ。それ以上、あの瞬間の余韻を穢して欲しくなかった。

「また優勝だってね?やっぱアナタはすごいわ」
優勝。たしかにすごいんだろう。
でも私は別に優勝じゃなくても満足できる。2位でもきっと同じ気持ちになれる。もちろん、ビリだとしても。

「お前ならスポーツ推薦が余裕で取れるな」
それはあくまでオマケだ。むしろ誰かに譲りたい。私は満足している。それ以上を与えられる必要は無い。


私は、ただ、走りたくて走っているだけだ。

あの数十秒。
あの一挙一動。
あの瞬間。
あの刹那。
それが私を満たしている。

走る。
走る。

それは、その時を最大限に感じれる方法。私が見つけた最高の時間。

低い姿勢から一歩。
音の無い世界での感覚の世界。
全身をバネの様につかい、地球を蹴る。
そして体を前に。
周りよりも早く。
私よりも速く。
さらに前に出す足。
もっと速く。
蹴る。
体を前に。
速く。速く。
時間。
この時間よりも、速く。
そして、何よりも長い時間を。

私は。全身で。
感じたい。



スタートに立つ。
あの緊張感もたまらなく好きだ。
マラソンではありえない緊張。

一秒が十秒の様に感じれるあの短い時間。


足を固定。
精神統一。
両手を床に固定。
精神統一。
姿勢を固定。
精神統一。



そして、待つ。


その瞬間が私の中で一番の幸福を与えてくれる時間。
もう、これ以上の至福は無いと思う、と断言できた時間。

もうすぐ始まるんだ、もうすぐ・・・!




ビーーーーーーーッ!

「開始五分前でーす、よろしくおねがいしまーす」


時間だ。
とうとうやってきた。
今までがんばってきた。
準備万端。
あとは出るだけ。
イメトレ完了。


もう、

もうすぐ。
すぐに。

私は世界に出る。


あのときのスタートといっしょだ。
この緊張感がたまらない。

「開始1分前です!スタンバイ入ってください!」


私は立ち位置に向かって歩く。

客の声はもう聞こえない。
私の足音も聞こえない。
機械の音も聞こえない。


ここは今、私だけの世界だ。

時間の流れは感じない。
一秒がまるで無限の様に思えるこの時間。

また、あのときの至福を感じたい。その一心でがんばった。

これが私の、初舞台。
これから見せるのが、私の世界。


音が聞こえる。
アナウンスが聞こえる。
そして湧き上がる拍手。


はじまる・・・
はじまるんだ・・・


私の時間が始まるんだ!


さぁ、幕が上がる・・・!




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彼女はね、その後女優として大成するんですけど、それはまた別のお話なのです。

始まる時を待つ彼女。

それは「開始」へのプロセス。

何かはじめるためには何かをしなくてはならない。
彼女は、その刹那から起こる時間に至福を感じて、それを感じるために己を動かし続けました。

それを最後に「舞台」で見つけることができたのです。


上がった幕は、終わるまで下りることはありません。
最後まで、彼女の「世界」を見てあげることが、彼女にさらなる「至福」を与えることができるでしょう。


さぁ表題「開始」はこれにておしまいです。

皆さんはどのような感想をも持ちました?
何かが始まるような雰囲気を感じれればそれは成功。
なんも感じなければそれは失敗。

さらに語り手であるあたしが努力しないといけません。
探求への道は続きます。


それでは次回予告。

表題「夢」


「夢は夜寝て見るもの」、とある先生がおっしゃりました。

はたしてそれだけが夢なのでしょうか。
はたしてそれ以外に夢というものがあるのでしょうか。


その、夢のカタチをあたしたちで探求しましょう。


はい、課題を皆さんに差し上げます。
「夢」について次回までしっかり調べてきてください。


アナタは、どんな「夢」を見ますか?

そんな表題と主題を見極めましょう。


『開始』~完~
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2006.03.07 / Top↑
かい‐せつ【解説】
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[名](スル)物事の要点・意味などをわかりやすく説明すること。また、その説明。「映画の内容を―する」「ニュース―」→説明[用法]

[ 大辞泉 ]


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まずはじめに云おう。
これは「物語」である。
これは「小説」である。

そしてその「表題」は「主題」である。


今回の表題は『解説』
それが今回の主題である、ということだ。

つまり、表題そのものが意味となる。



進行役は私、『月詠(つくよみ)』が行う。以後宜しく。


さて、この小説についての説明を簡単に行おう。
この小説は短編形式の連続ストーリーである。
プロットなどは存在しない、全てが即席の代物である。
目的は、可能性の追求。
どこまでのモノができるのかを探究するのである。


それぞれの物語は、主題に依存する内容となる。
主題をどれだけ表現することができるかというのが課題だ。

内容が主題なのではない。
主題が内容なのである。


物語中の細かな設定は文章中に表現されない限り、その他で説明されることは無い。
全てはこの文章を読んでいる貴方達の想像が真実となる。
よって文章中の「解説」は、必ずされるとは限らない。
それを良く覚えておいてほしい。


さて、重要なことはもう説明してしまった。

さりとて、大してそれ以上重要な事柄を説明する内容もない。



それでは、次回予告。
正確には、開始予告。


表題「開始」

開始を表現するには何が必要か?

それを、探究しよう。




これにて、『解説』は終る。



そうだ、諸君に課題を与えよう。
それでは次回までに『開始』について調べてきたまえ。


そこで表題と主題を見極めようじゃないか。



『解説』~完~
2006.02.18 / Top↑
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