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ある日、私はUFOを見た。


未確認飛行物体:UFO


それは、機械ではなく、何か。
そう、「何か」だった。
 


最初は人工衛星だと思った。

 ―バスの窓から空を眺め、ゆらり、ゆらり。

その次に飛行機か何かだと思った。

 ―ビルとビルの間に見える青く、よどみ、蒼い、汚い、綺麗な空。

でも遠近感がおかしかった。雲の上にある筈なのに、視覚できる大きさがおかしい。

 ―気持ち悪そうな綺麗な空に浮かぶ雲が、ふわり、ふわり。

そして、動くスピードから、隕石か何かだとさえ思った。

 ―白い雲、白い雲、白い、白い、白い・・・




その、「白い何か」が結局、UFOとしか、考えられなかった。


形は、云うなれば記号。三日月の窪みの部分に円が入ってるような。
その円の部分が隕石、三日月が大気圏突入の際の熱による物の様に見えた。

雲の無いところでいつものヘリコプターサイズ。雲の後ろでいつものヘリコプターサイズ。この時点で間違ってる。

バスで移動しているはずなのに、「月」のように、見ていても動かない。ならば、同じ方向に飛行しているのかと思った。

でも質量がおかしい。


そう、おかしいことが多過ぎる。


カメラはあった。
でも撮らなかった。

私は狂ったのかと思ったからだ。

それに、なんだか風流だとも思った。
だからただ、眺めるだけで、私は満足した。


あと、何分。
あと、何秒。
あと、どれだけ。


周囲の人間も、気付き始めた。
でも私は騒がない。


だって、あれはきっと、


私では無い、「何か」を探しているのだと思うから。




そして、「白い何か」は、バスがカーブで曲がって、ビルに消え。
そして、ビルが通り過ぎたあとの空間にも、消えていた。



私は胸がいっぱいになった。


だって、「大きい何か」を私にくれたから。

広い、とても広い世界を私に教えてくれたから。




私はまた汚く綺麗な空を見る。


「白い何か」以外の、私の胸をいっぱいにしてくれるものを探して。




ある日、私はUFOを見た。


これはそんな、よくあるはなし。 
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2005.12.18 / Top↑
おい、そこに何が見える?


あ、何って決まってるだろ


は?


星だよ星。スター。おほしさま。ほら、なんか願っとけ。流れ星は無いけど


無病息災団欒家族


・・・今なにか愉快なことを言ったか?


いや、俺は真面目なことしか言わない。


そうか・・・ならいい


そんなことよりお前は何か願いをかけたのか?


俺か?俺は・・・


分かったぞ、制服の征ふkぶbげろどgぉ


死ね、一度死ね


三度死んだ。もう十分だ


ならあと二十回ほど追加だ


それは痛いからやめてくれ


ならあの星とどっかいってしまえ


どっかってどれくらいだ?


そうだな・・・数光年先・・・いや、数十光年先にしてくれ


やけに微妙な遠さだな。数百光年じゃなくていいのか?


あぁ、それじゃぁ遅すぎる


は?何が遅いんだ?


数百年後に俺が生きている自信は無い。


俺も間違いなく無理だ


いや、お前はほら、アインシュタインのなんたらっつぅ・・・


やめろ、馬鹿が移る喋るな死ね生きるな死ね何が幼なじみとラブラブだツンデレだテラモエカワスだ馬鹿言ってんじゃねぇ


一度死ね、そして落ち着け


俺は二十三回死んだ、そして万事落ち着いている


そうか、初耳だ


あぁ、お前に始めて言ったんだから初耳で当然だ


・・・やっぱり数百光年にしてくれ、戦場なんかじゃなくてむしろ数万光年先へ旅立ちやがれ





  ・・・数十光年先なら。例え無理でも、どんなに難しいことでも、光の速さで動くことさえ出来ればさ、またお前に会えるじゃねぇかよ





  そして彼は戦場へ行き、自らの使命をまっとうさせ、散った



  
  俺らの最後の会話は、こうだった



「・・・じゃぁ、『また』会おう」


「そうだな・・・『数十光年先』でまた会おう」


「・・・あぁ、『数十光年先』に、また、だ」


「おう。願わくば、お前に『無病息災団欒家族』がありますように」


「・・・意味わかんねェ」



  最後に俺は、アイツにどんな顔をしていたのだろうか


2005.11.30 / Top↑
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